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March 19, 2010

Guest Blogger: 河野太一のGMAT OG12解説 SC2

This is the second post on GMAT sentence correction from Taichi Kono, author of two textbooks on TOEFL and one on TOEIC and a highly experienced TOEFL, TOEIC, and GMAT instructor. He will now be a regular guest blogger. Most of his posts will be in Japanese. His other posts can be found here.
-Adam

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野太一のGMAT OG12解説 SC2

河野塾代表の河野太一です。年来の友人である Adam Markusさんのご厚意で、"The Official Guide for GMAT Review, 12th Edition"の解説ブログの内容の一部をこちらにアップさせていただくことになりました。オリジナルは河野太一のGMAT OG12解説でご覧いただけます。なお、オリ ジナルのほうは予告なく内容を変更することがあり、ここに上げたものと相違があることがありますのでご了承ください。私のこれまでの記事やGMAT以外の 話題についてはこちらをご覧ください。


SC2Although節 内の主語がa surgeで、動詞が下線部になっている。many economists以降が主節であることを確認。

(A)  直前の単語はsalesだが、主語はあくまでa surgeなので、haveでは数が合わない。この時点で他の選択肢の頭を見るが、切れる選択肢はなさそう。一応後ろも見ておくと、there is構文がある。「回復がある」よりは「回復している」のほうが良いのは日本語でも同じ。これを本ブログでは「あいまいなthere構文」と呼ぶ。この点 もポイントとなりそうな予感を抱いて次の選択肢を見る。

(B) raisedは文法的にはOK。ただし過去形を使ってしまうと、「希望を もたらした」のが過去のこと、すなわち「終わってしまったこと」になり、「じゃあ今はどうなの?希望は再び失われてしまったの?」というイジワルな疑問も 浮かぶ。many economists sayが現在時制、mightが未来時を表すと思われることから、この「希望がある状態」は現在も続いていることが分かる。「過去に起こったことの効果が 現在も続いている」感じを表すのは現在完了形のお仕事であり、この時点でもはや(D)が正解くさい。が、はやる気持ちを抑えて後ろを見ると、there beingでアウト。there構文ですら「あいまい扱い」なのに、さらにVing化する意図が分からない。これらの構文は「それしか表しようがない」と いう正当な理由がない限りはダメ。

(C) 過去完了形は、過去を基準として、「それまでに続いていたこと(現在完了の過去バージョ ン)」、ないしは「それまでに終わっていたこと(大過去)」を表す。ここでは基準となるべき過去時が存在しない。このようなものを本ブログでは「基準なき 過去完了」と呼ぶ。beingは、beという本来static(静的)な動詞を、-ingをつけることで「わざわざ」動的にする用法であり、これも正当な 理由がない限りアウト。

(D) hasの数、時制とも問題なし。hopes thatのthatは同格の接続詞で、これも問題なし。副詞finallyがbe動詞と補語の間に挟まるのも、よくある語順で問題なし。「起こっている回 復がある(there is a recovery ... under way)」ではなく「回復が起こっている(a recovery ... is under way)」となっているのもよい。

(E) raisedが過去形なので、やはり(D)に劣る。a recoveryに直接finally under wayを付けるのは、後置の形容詞句だから、文法的にはアリ。ただし「起こっている回復に対する期待」よりは「回復が起こっているという期待」のほうが良 く、同格節できちんとSVを用いている(D)には負ける。


-河野太一

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